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HOME >  画像検査ブログ >  指定色の有無検査:色判定許容範囲の考え方と設定のコツ

指定色の有無検査:色判定許容範囲の考え方と設定のコツ


こんにちは。鈴木です。
新年のご挨拶がすっかり遅くなってしまいましたが、社員一同、今年も引き続きお客様のお役に立てるよう、
さらなる努力と精一杯の対応をさせていただきますので、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

2017年最初の画像検査ブログに取り上げたテーマは、「指定色の有無検査」についてです。
中でも、お客様からのお問い合わせが多い「色判定許容範囲」についてご説明させていただこうと思います。

色判定許容範囲ですが、甘め(数値をデフォルトの60より大きくする)にすると、
指定色で設定した色を大雑把に拾うというイメージになります。
(赤を指定色とした場合、オレンジやピンクといった似たような感じの色まで拾う)

逆に、厳しめ(数値をデフォルトの60より小さくする)にすると、
指定色で設定した色に限りなく近い色しか拾わないというイメージになります。
(赤を指定色とした場合、その指定色に限りなく近い赤色しか拾わない)

ピンク枠が検査枠です。本来の検査ですと、各配線に1枠ずつ枠を設けて
各枠にそれぞれの指定色を設定します。
今回は、色判定許容範囲についての説明ですので、
右から3番目の配線(オレンジ)の色を指定色し、この色を検出できるかどうかの
検査ということで、このような枠取りをしました。

色判定許容範囲60での検査結果です。
緑色で塗りつぶされた部分が、指定色(オレンジケーブルの色)を検出した箇所です。
類似の色(黄色や赤)もオレンジと同様の色として認識されてしまっています。

色判定許容範囲100(甘め)での検査結果です。
緑色で塗りつぶされた部分が、指定色(オレンジケーブルの色)を検出した箇所です。
甘めすぎるため、目視では明らかに違う紫やグレーの配線部分でも、
指定色(オレンジケーブルの色)が検出されました。

色判定許容範囲35(厳しめ)での検査結果です。
緑色で塗りつぶされた部分が、指定色(オレンジケーブルの色)を検出した箇所です。

色判定許容範囲5(厳しめ)での検査結果です。
緑色で塗りつぶされた部分が、指定色(オレンジケーブルの色)を検出した箇所です。
厳しすぎるため、目視ではオレンジ配線ですが、「指定色で設定したオレンジ色」に
限りなく一致するかという検出結果となります。

以上になりますが、「指定色の有無検査」の際に、ご参考になれば幸いです。

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(2017.1.18)