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カメラ画素数の比較


カメラ画素数の比較

こんにちは、南野です。

今回はお客様からよく頂くご質問の中から「カメラ画素数」について書きたいと思います。

カメラの選定にあたり、「何万画素のカメラを使うのがいいですか?」という質問を頂くことが度々あります。この場合、お客様が撮影したい範囲と検査したい部品などの大きさなどから大まかな目安をお伝えしています。例えば、撮影したい範囲が20cm x 30cmで、3cmの部品の有り無しを検査したいお客様には30万画素、3mmの部品の有り無しを検査したいお客様には300万画素といった感じです。

ただ、これですとお客様には「では300万画素ならどんなふうに見えるのか」ということが伝わりにくいため、比較の画像を作ってみました。

上の画像は24cm x 18cm 程度の撮影範囲の一部を拡大した時、カメラ画素数によってどのように粗さが違うかについて説明したものです。

1400万画素カメラの場合シルク印刷文字までハッキリと見えますが、30万画素になると小さな部品は全く見えず、大きな部品の有り無ししか見えないことが分かるかと思います。このように画素数が多いとより細かい検査ができ、画素数が少ないと大まかな検査のみ可能ということになります。

しかしながら、高画素のカメラを使うと検査時間がかなり長くなります。より短時間で検出したいものを検出するには「安定して検出できる画素数のうち、できるだけ画素数の少ない(粗い)カメラを使う」という選定が必要になります。

この選定にはカメラの実機をお試し頂くのが最もわかりやすいかと思います。上の画像を参考にしていただき、必要でしたら弊社の貸し出しカメラをご利用下さい。最近貸し出しが多く若干お待ち頂くことがございますが、手元にデモ機のカメラが有りましたらすぐに発送いたします。

2012.11.22 (いい夫婦の日)