検査対象に関する質問
ページ内目次
- Q1. 非常に小さなものの寸法と角度を検査したいのですが可能でしょうか？
- Q2. 非常に細いキズや異物の混入を検査したいのですが。
- Q3. コンベアを流れる製品では毎回検査品を停止させて撮影する必要がありますか?
- Q4. 銀色のワークなのですが。
- Q5. 縦横に並んだ部品につけたNGマーカーの個数を自動的に数えたいのですが。
- Q6. 製品が生産ラインを流れてきたときのズレはソフトウェアで矯正されるのでしょうか？
- Q7. 電解コンデンサなどの手挿入部品の検査をしたいのですが。
- Q8. 最大の検査個数はいくつでしょうか？碁盤目状の製品トレーに並べられた500個程度の部品の欠品検査が出来ますか？
- Q9. 多数の検査品の登録・呼び出しは可能ですか?
- Q10. 御社の自動画像検査機で、変形、打痕、キズ、バリなどが検出 可能ですか？
- Q11. 長さ2メートル以上のものを1mm未満の精度で測長したいのですが。
- Q12. 金属加工品の溝やくびれの部分の寸法を検査したいのですが
- Q13. シールの文字とショートピンの位置を確認したいのですが。
- Q14. プラント容器の液面の監視をして、画像処理で警報を出すことはできますか?また現在使用しているシステムにイージーインスペクターの画像処理機能を組み入れることはできますか?
- Q15. 形や向きが複雑で目視検査が現状主にしていますが安価で、より楽に出来る方法はありませんか？またイージーインスペクターを使うことはできますか？
- Q16. デジカメの画像をスキャナーの画像で取り込む際、マスターと比較物の解像度が同じだったら問題ないのでしょうか。
Q1. 非常に小さなものの寸法と角度を検査したいのですが可能でしょうか？
はい。カメラレンズにはさまざまなものがあり、顕微鏡系のレンズを使用すれば1ミリ以下の検査対象にも対応できます。
Q2. 非常に細いキズや異物の混入を検査したいのですが。
通常は「傷ブツ検査」、「マスター画像との比較」または「指定色による検出」によってキズの検出が可能です。また、キズや異物の性質によっては寸法角度検査による検出の方が有効な場合もございます。寸法角度検査では画像内の色の変化点を重点的に抽出する機能が組み込まれているためです。
特定のキズ（縦線、横線、点など）を検出されたい場合にはカスタムアルゴリズム（ソフトカスタマイズ＋バージョン管理費 78,000円～）を付加することにより、より精度の高い検出が可能です。実サンプルをお送りいただけましたら、実験のうえ検査の可否をお知らせいたします。
特定のキズ（縦線、横線、点など）を検出されたい場合にはカスタムアルゴリズム（ソフトカスタマイズ＋バージョン管理費 78,000円～）を付加することにより、より精度の高い検出が可能です。実サンプルをお送りいただけましたら、実験のうえ検査の可否をお知らせいたします。
Q3. コンベアを流れる製品では毎回検査品を停止させて撮影する必要がありますか?
必ずしも停止させる必要はございません。動いている検査品を撮影する場合、多少画像が流れます（横方向にブレます）が、検査内容によっては判定に差し支えない場合も多くございます。また、検査品をゆっくり流したり、照明を明るくすることにより露光時間を短くしてブレ幅を小さくすることも可能です。
Q4. 銀色のワークなのですが。
一般的に知られております通り、銀色のワークやメタリック塗装の製品のキズ等の検査は困難ですが、照明や撮影アングルの検討、アルゴリズムのカスタム化により精度よく検査することが可能になる場合がございます。サンプルをお送りいただけましたら検査の可否を検証させていただき、報告させていただきます。
Q5. 縦横に並んだ部品につけたNGマーカーの個数を自動的に数えたいのですが。
EasyInspectorの機能そのものにはNG箇所の数を数える機能は備わっておりませんが、NGマーキングが打たれる可能性のある場所に予め検査枠を設定しておき、外部アプリケーションからEasyInspectorに検査命令を出し、どの検査枠でマーキング色が検知されたかを問合せ、その数を数えることは可能です。EasyInspectorを外部アプリケーションから制御する方法につきましては下記の「EasyInspectorリモートコマンド」をご参照いただければ幸いです。
御社にMicrosoft VisualBasic6.0を扱う方がいらっしゃるようでしたら、弊社HPのサンプルプログラムと「通信コマンドリスト」をご参考に上記プログラムを比較的簡単に組むことができるかと思います。弊社でもこの外部プログラムを作成することができますので、お申し付けいただければ幸いです。
御社にMicrosoft VisualBasic6.0を扱う方がいらっしゃるようでしたら、弊社HPのサンプルプログラムと「通信コマンドリスト」をご参考に上記プログラムを比較的簡単に組むことができるかと思います。弊社でもこの外部プログラムを作成することができますので、お申し付けいただければ幸いです。
Q6. 製品が生産ラインを流れてきたときのズレはソフトウェアで矯正されるのでしょうか？
【質問詳細】生産ラインを流れてくる製品は 回転ズレや縦横のズレを伴って流れてきます。これらのズレはソフトウェアで矯正されて、比較されるのでしょうか？それとも、この部分は物理的機械によって、ズレ無くカメラの前を通過させなくてはならないのでしょうか？
【解答】EasyInspectorには位置ズレ補正機能が備わっており、検査品の縦横回転ズレを補正することができます。ただ位置ズレはできるだけ物理的に矯正しておいた方が検査精度や検査時間の点で有利です。
【解答】EasyInspectorには位置ズレ補正機能が備わっており、検査品の縦横回転ズレを補正することができます。ただ位置ズレはできるだけ物理的に矯正しておいた方が検査精度や検査時間の点で有利です。
Q7. 電解コンデンサなどの手挿入部品の検査をしたいのですが。
基板部品の場合、背の高い電解コンデンサを上面から撮影する場合などはコンデンサが多少傾いていただけでも上面の位置がずれて撮影されるため、場合によってはEasyInspectorの位置ズレ補正機能を各コンデンサに設定して位置ズレを補正したうえで検査した方がよい場合がございます。
上記の「画像の位置合わせ設定手順」はEasyInspectorの位置ズレ補正機能の説明文書です。また、コンデンサの極性検査の場合は「マスター画像との比較」ではなく「指定色による検出」モードにて、極性マーカーの色が検査枠内にあるかどうかを検出した方が確実に極性の正逆を検査できるとのご報告をいただいております。
上記の「画像の位置合わせ設定手順」はEasyInspectorの位置ズレ補正機能の説明文書です。また、コンデンサの極性検査の場合は「マスター画像との比較」ではなく「指定色による検出」モードにて、極性マーカーの色が検査枠内にあるかどうかを検出した方が確実に極性の正逆を検査できるとのご報告をいただいております。
Q8. 最大の検査個数はいくつでしょうか？碁盤目状の製品トレーに並べられた500個程度の部品の欠品検査が出来ますか？
部品のあり・なしの検査であれば問題ございません。EasyInspectorでは各部品のあるべき位置に「検査枠」というものを設け、それぞれの場所で検出対象対象の存在の有無を検査することができます。部品が100個であれば、検査枠は100個設定するのが一般的です。この検査枠は最大で999個設定することができます。
Q9. 多数の検査品の登録・呼び出しは可能ですか?
【質問詳細】月当たり、約250万個程の出荷実績がある製品が大別して2種類あり、形状も多種存在します。たくさんの検査品の登録・呼び出しは可能ですか?
【解答】品種設定の数につきましては特に制限が無く（パソコンのハードディスク容量に依存します）、一度設定すればあとはファイルを開く要領で品種に応じた設定を呼び出すことができます。
【解答】品種設定の数につきましては特に制限が無く（パソコンのハードディスク容量に依存します）、一度設定すればあとはファイルを開く要領で品種に応じた設定を呼び出すことができます。
Q10. 御社の自動画像検査機で、変形、打痕、キズ、バリなどが検出 可能ですか？
画像として10ピクセル程度の大きさで色の違いがはっきりと写るものであれば変形、打痕にかかわらず画像検査で検出が可能です。言い換えますと、そうでないものは検出できないため、打痕、キズ、バリにつきましてはそれらがはっきりと写るように照明を検討する（バックライトなど）必要があります。また検出したいもののサイズ（検出したいバリの大きさ、変形の度合い）を考慮してカメラを複数台に（検査部分を拡大）して検査するなどの対応が必要となります。EasyInspector300は1台のPCに3,4台のカメラを取り付けることができます。
Q11. 長さ2メートル以上のものを1mm未満の精度で測長したいのですが。
この場合は2台のカメラを検査品の両端に設置し、EasyInspectorのマルチカメラ機能を使用した検査を行うのが最も良いかと思います。
Q12. 金属加工品の溝やくびれの部分の寸法を検査したいのですが
EasyInspector200または（精密に検査する場合）EasyInspector310で検査してください。この際、バックライトを使用するとより正しく測定ができます。不要なバックライト反射を避けるため、バックライトと検査品の距離は少なくとも10cm以上は開けてください。
Q13. シールの文字とショートピンの位置を確認したいのですが。
EasyInspector100またはEasyInspector310（精密な場合）をご選択ください。ある程度位置決めができるようであれば回転のズレ補正は不要となり検査時間を短縮できます。
Q14. プラント容器の液面の監視をして、画像処理で警報を出すことはできますか?また現在使用しているシステムにイージーインスペクターの画像処理機能を組み入れることはできますか?
イージーインスペクターは他システムとの連携のためのインターフェースとして
- ソケット通信
- RS232C通信
- I/O通信
1. 既存システムのPCにイージーインスペクターをインストールする方法
- 工業用カメラからの画像をPCの特定のフォルダに保存
- EasyInspectorに対して、「画像ファイルを指定して検査」命令を発行して検査OK/NGを得ます。この場合はソケット通信を使用します。
2. 既存システムとは別のPCにイージーインスペクターをインストールする方法
- 工業用カメラからの画像を既存システムがインストールされたPCまたはEasyInspectorPCの特定のフォルダに保存
- EasyInspectorに対して、「画像ファイルを指定して検査」命令を発行して検査OK/NGを得ます。この場合はソケット通信またはRS232C通信を使用します。
3. 現場にPCとカメラを設置して、既存システムのPCから制御する場合
- LAN上のEasyInspectorに対して、「USBカメラ画像を取得して検査」命令を発行して検査OK/NGを得ます。この場合はソケット通信を使用します。
Q15. 形や向きが複雑で目視検査が現状主にしていますが安価で、より楽に出来る方法はありませんか？またイージーインスペクターを使うことはできますか？
【質問詳細】直径約 5cmの鉄製円盤の向きを間違える問題があり対策検討中です。目視検査が現状主にしています。板厚は約4mmです。安価で、より楽に出来る方法がありますか。製品の裏表で形状が異なり、1mm出っ張りがある表と約1mm凹んだ裏面の区別を瞬時に行いたいと考えています。イージーインスペクターを使うことはできますか？
【解答】はい。EasyInspectorは多点の測長機能や画像の差異を検出する機能がございますので、正しくない箇所を目視されまして明らかな差異があるようでしたら問題なく自動検査に移行することが可能かと思います。
【解答】はい。EasyInspectorは多点の測長機能や画像の差異を検出する機能がございますので、正しくない箇所を目視されまして明らかな差異があるようでしたら問題なく自動検査に移行することが可能かと思います。
Q16. デジカメの画像をスキャナーの画像で取り込む際、マスターと比較物の解像度が同じだったら問題ないのでしょうか。
【質問詳細】デジカメの画像ですが、いまひとつ鮮明さにかけるので、やはりスキャナーの画像で取り込みたいと思うのですが、マスターと比較物を同じ解像度で取るとなるとデジカメみたいに640X480というような解像度にならないと思いますが両方の解像度が同じだったら問題ないのでしょうか。
【解答】イージーインスペクターは下記の解像度をサポートしております。スキャナで取り込む際に下記の解像度で取り込み、取り込んだ画像をEasyInspectorに検査する形としていただけますと検査可能かと思います。 （または全体をスキャナで取り込んだ後、下記解像度で切り出してイージーインスペクターに検査をさせることもできます。）
【解答】イージーインスペクターは下記の解像度をサポートしております。スキャナで取り込む際に下記の解像度で取り込み、取り込んだ画像をEasyInspectorに検査する形としていただけますと検査可能かと思います。 （または全体をスキャナで取り込んだ後、下記解像度で切り出してイージーインスペクターに検査をさせることもできます。）
| 1.3M 1280x1024 | 2M 1600x1200 | 3M 2048x1536 | 4M 2304x1728 |
| 5M 2560x1920 | 6M 3000x2208 | 8M 3200x2400 | 9M 3488x2616 |
